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       Eietsu Tamura

      ENIACと同年齢の水瓶座。日本IBMに入社以来、原子力、自動車のCAE、21世紀になってライフサイエンスとHPCの主な活用分野に関係してきた。ただIBM SP1までは直接マシンに触ってきたものの、ここのところはThinkPadとiMac/iPhoneに触るのが関の山、もっぱら応援団に回っている。
      出身が核物理の実験屋なので雀100まで—気持ちはScientistのつもり。2008年末に日本IBMを卒業。
      シャロー・コンピューティング LLP, 代表パートナー、他 (現在)
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●Blue Waters用POWER7

こちらは、IBMのブースに展示のBLUE WATERSに使用されるPOWER7搭載サーバー。
水冷で、ぎっちりつまっていてかなり大きい。現行p575とは違うくらい改良が見られる。


ブロセッサーあたり8コア持ち、これがモジュールに4個(1TFLOPSモジュール)、このサーバー全体で256コアとなる。
写真に仕様が貼られてあるので興味のあるかたは、どうぞ。
(追加: 水曜のBlue Waters のBOFミーティングでは、ユーザー選抜は50k-200kコアを使って成果が出せるケースを優先すると言っていた。これからBlue Watersは200kコアの可能性が高い。そうするとピーク性能は、6.25PetaFLOPSになる勘定。2010末にシステムの主要部分が搬入され、本格的にユーザーが使えるのが、2011年後半とのこと。ソフトウェア開発についても後しばらく時間がかることが察しられるBOFでした。)


こちらはインターコネクト。ひかりを使う(1024コアでスーパーノードを構成し、スーパーノード同士を光接続、スーパーノード内は銅線接続)。富士通は、低電力可能な銅線。

スーパーコンピュータのトップレベルでは、こんな激しい技術競争をしているわけですから、これがわかっていれば、2位でもいいなどという甘い発想はとても出てきません。